ポールウォーキングでは、からだの中心部分である体幹を使った「しっかり歩き」を学びます。歩くことから、脳を活性化させ、心と体のより良い状態を生涯維持出来るようにガイドします。
年齢や性別に関わらず、すべての方におすすめします。多種多様なニーズに対応します。介護予防として筋力トレーニングも重視した「しっかり歩き中心のはつらつシニア」に。主婦向けの「シェイプアップ・ダイエット」に。お子さんには「姿勢や歩き方の改善」に。家族のきづなを深める「ファミリーポールウォーキング」に。
2本のポールを持って歩く「ポールウォーキング」は通常ウォーキングの1.5倍の運動効果が期待できる歩き方。筋バランスを整え、足腰の筋力がついて痛みを解消。筋力がアップしてやせる・若返る。
ポールを両手にフィットネスウォーキングをすれば、安全かつ効果的なエクササイズが可能です。これをポールウォーキングといいます。“ いわゆるウォーキング ”とは異なり、上肢と下肢それに体幹筋群を使う全身運動(約90%の筋肉が使われる)だから、エアロビック効果が高く脂肪を効率良く燃焼させ、ダイエットや肥満の予防に処方できます。
年齢を問わず誰もがポールを持って歩くだけで、正しい姿勢のまま歩幅を広げてバランスよく歩けるようになり、上半身も積極的に動かすことにより全身運動となり、エネルギー消費も通常ウォークに比べ20〜30%アップするというのが特徴です。
さらに上半身と下半身がねじれあう回旋運動により、体脂肪燃焼とコアマッスル(腹部深層筋)が強化され、しなやかボディメイクも可能にした効率的な新しいウォーキングエクササイズといえます。また、最近ではメタボリックシンドローム対策、運動器不安定対策として、医療関係者からも熱い注目を受けています。2本のポールを手に歩くだけで、通常ウォークよりも短時間で質の高い全身運動ができるので、多忙なビジネスマンにも最適といえます。また、腰痛、頭肩腕部の凝りを軽減し、上肢および下肢のコーディネーションが改善され、しなやかな身体づくりにも効果的です。介護予防やリハビリテーションの現場でも、導入する施設が増えています。
高齢者やリハビリとしてもポールウォーキングは有用です。足腰が弱っている人でも、2本のポールを持って歩くことにより、姿勢が正しくなり、前を見て歩けるようになります。
■歩行回復の支援
杖をついて歩いている人、半ば車椅子に頼っている人、病後のリハビリ中の人などが、もういちどしっかりと歩くことができるようになる・・・それを支援する方法がポールウォーキングです。
■切実、公汎なニーズ
「歩くこと」自体が喜びである。そう感じてくれる人たちが実は世の中にたくさんいます。そういう潜在的な願いに、いまの医療・福祉制度は十分に答えきれていないので現実です。
■医師が開発
ポールウォーキングとそのためのポールは、整形外科専門医である安藤邦彦スポーツドクター(医学博士)が、運動器不安定(移動とバランス保持をつかさどる筋肉や骨格保全)の改善を念頭に開発したものであり、安全かつ容易に使えるように工夫されています。
■杖との違い
杖は、欠けている機能を一時的に補うもので、重要な道具ですが、歩行を再生させるものではありません。ポールウォーキングは歩きを再生するものであり、再現性のある科学でもあります。ポールウォーキングはポールを前に突く(置く)歩行スタイルなので、狭い道路や街中でも回りに迷惑をかけずに安全に健康ウォーキングが楽しめます。
ポールウォーキングってどんなもの?
ポールウォーキングに期待できる効果
「より短時間で」「安全に運動効果が得られる」効率の良いウォーキングスタイル!
1 筋肉のバランスがとれて正しい姿勢になり、見た目がすぐに若返る。
2 歩幅が広がり、肩甲骨もしっかり動貸すことで全身運動となり、
通常のウォーキングの1.5倍の運動効果がある。
3 ゆがみや血流不足からくるひざ痛、腰痛、肩こりなどの解消に効果的。
4 骨盤周辺の大きな筋肉をはじめ全身を大きく動かすのでやせる。くびれができる。
(ダイエット効果)
5 ポールを使うことで基底面(体を支える土台)が広がり転倒しにくく、安全。
6 リハビリ中の人でも起立、歩行の安全性が確保しやすく、運動機能の改善が可能。
7 骨粗しょう症の予防改善にも効果的。
8 家の周りや街中ですぐにできる。
ポールウォーキングの基本フォーム
ポールの適切な長さ 通常 身長 × 0.63~0.65 手をグリップの上に乗せた状態で、肘が直角(90度)になる高さ
ポールウォーキングの基本フォーム
ポイント① 遠くを見る
ポイント② 半歩(足)広く
ポイント③ ポールは、かかとの横に置く
ポールのつき方・足の運び方
・ポールはつくというよりも、かろやかに置く、タッチするイメージで。
・グリップは強く握らない。(血圧上昇と手首を痛めること予防するため)
・踏み出した足はかかとで着地し、母指球を経由してつま先に重心を移動してしっかり蹴り出すといったローリング歩行が効果的。